診療案内

治療方針
心と体
人を精神と肉体に分けて考える方法があります。これは心身二元論と呼ばれ、人間の理解を深めるための手段です。病気について考える際には、身体をさらに臓器や部位ごとに診断し、治療を行うことが一般的です。
当所でも、内科の他に消化器科や皮膚科を標榜しています。
一方、日本では「身」という言葉が古来から心と体を厳密に区別していなかったと考える人もいます。
確かに、「身につく」「身を滅ぼす」「身元」などの表現は、心と体を合わせた意味合いを持っています。 では、病気に関してはどうでしょうか。
2008年から特定健診制度が始まり、高血圧、糖尿病、脂質異常(コレステロールや中性脂肪の異常)などは、別々の疾患ではなく、内臓脂肪との関連が深い一つの病態であることが分かってきました。
ひとりの人間の中で起こっている状態を分けて治療しても、あまり効果がないのです。
東京慈恵会医科大学の創始者、高木兼寛が140年前に残した「病気を診ずして病人を診よ」という言葉は、今でもそのまま当てはまるようです。
ひつき内科では、人全体としての「身」を診る医療を心掛けたいと考えています。
診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
8:45〜12:00 | 休診 | ● | ● | ● | ● | ● | 休診 |
15:00〜18:30 | 休診 | ● | ● | ● | ● | 休診 | 休診 |
※土曜日の診察時間は14:00までとなります。
診療科目
内科
内科には、循環器内科、消化器内科、呼吸器内科、内分泌内科、腎臓内科、免疫・アレルギー内科、感染症内科など、さまざまな専門分野があります。
患者の病歴や症状を聴取し、身体検査、血液検査、画像検査(X線、内視鏡、超音波など)、生理検査(心電図、呼吸機能)を用いて疾患を診断します。また、医薬品や生活習慣の改善、リハビリテーションなどを通じて治療を行います。
病気の予防や健康維持にも重点が置かれます。定期的な健康診断や疾病予防接種などを行います。
糖尿病、高血圧、脂質異常症など、慢性疾患の管理が重要な役割を果たしています。内科では、これらの病状を長期的に管理し、合併症の予防に努めます。
消化器内科
消化器内科医では、腹痛、消化不良、下痢、便秘、吐き気、嘔吐などの症状を評価し、原因を診断します。
内視鏡を用いて、消化器の内部を直接観察し、病変や異常を確認します。
内視鏡検査の手技には十分な経験が不可欠ですが、担当医は1万人以上の患者さんの検査を行って来ました。
皮膚科
皮膚科は、皮膚、髪、爪、およびそれらに関連する疾患や症状の診断、治療、および予防を専門とする医学の分野です。皮膚科医は、皮膚の健康に関するさまざまな問題に対処し、アトピー性皮膚炎、乾癬、ニキビ、皮膚癌、感染症(例:水虫やヘルペス)、アレルギー反応など、幅広い疾患を扱います。
皮膚の健康は全身の健康と密接に関連しているため、皮膚科は内科と密接に関わりがあり、包括的なアプローチで患者をサポートします。
音楽療法

音楽が心の緊張を和らげ、ストレスを軽減する働きがあることはよく知られていますが、このリラックス効果は心理的・精神的な影響にとどまらず、身体にも大きな影響を及ぼします。
内科の疾患では、 高血圧、糖尿病、脂質異常症などの治療に関する研究が進められています。
研究内容を見てみると、童謡、民謡、歌謡曲、クラシック音楽、ジャズ、ハードロックなど、様々なジャンルの音楽が一定の効果を示していることが分かりますが、特に歌詞のないゆっくりとしたテンポの曲は、血圧を安定させたり、血糖値を下げたりする効果が高いようです。
当診療所の待合室にはピアノが置いてあり、定期的に演奏会を開くなど、音楽を治療の一環として取り入れています。
音楽は受動的に聴くことも、能動的に楽器を演奏することも可能ですので、皆さんのご参加をお待ちしています。
院内処方
ひつき内科では、基本的に院内処方を行っています。
もちろん、必要に応じて院外処方もできますが、体調が悪くて診療所を訪れたにもかかわらず、診察が終わった後にわざわざ薬局に移動し、順番を待ってお薬を受け取り、説明を受けて、支払いを済ませるのは、患者さんにとってかなりの負担になるのではないでしょうか。
さらに、院外処方では患者さんの負担額が大きくなります。
院内処方と院外処方の費用差は、処方内容や保険の負担割合によって異なりますが、2,000円以上(3割負担の場合は700円以上)になることがあります。
院内処方 | |
調剤料(内服) | ¥90 |
調剤料(外用) | ¥60 |
処方料 | ¥420 |
調剤技術基本料 | ¥160 |
薬剤情報提供料 | ¥100 |
手帳記載 | ¥30 |
合計 | ¥860 |
3割負担 | ¥260 |
1割負担 | ¥90 |
院外処方 | |
調剤料(内服) | ¥1,540 |
調剤料(外用) | ¥100 |
処方箋料 | ¥680 |
調剤基本料 | ¥420 |
薬剤服用歴管理指導料 | ¥570 |
合計 | ¥3,310 |
3割負担 | ¥990 |
1割負担 | ¥330 |